銀行や信用金庫のような金融機関でも中途採用が行われています。
しかし新卒採用に比べると募集人数は少なく、転職のハードルは高くなります。
金融機関は倒産などのリスクが低く、安定した仕事として人気も倍率も高いため、書類選考だけで落とされてしまうことが多いです。
金融機関への転職には、いかに面接へつなげられるかが大事なポイントです。業務内容をしっかりと理解し、自分のスキルをどう活かせるのかを的確にアピールする必要があります。
このページでは金融機関へ転職することのメリットとデメリット、選考に通過するために、金融機関が求めている主張するべきスキル、面接につなげるための具体的な手法をご紹介します。
金融機関で働くメリット
安定している・信頼性が高い
金融機関は多くの人々や会社にとって欠かせない存在であり、社会のインフラです。極端な事業の縮小等が発生は考えにくいこと、金融機関という職業自体の社会的信頼性が高く、安心して長く勤めることができます。
金融の知識が増える
業務は常にお金に関することですから、必然的にお金については詳しくなり、自分自身のお金についても自分で考えて運用することができるようになります。
ちょっと本題からずれますが、記念硬貨などが発売すると優先的に買えたりもします。
様々な人とのつながりがもてる
融資先の企業の社長や、定期預金してくれるお客様など、仕事の中で様々な人と接点を持つことができます。よくも悪くも企業の社長というのは独特な視点を持っていることが多く、話をきくだけで面白いものです。その企業の事業内容・戦略、など金融以外の知識も増え自分自身を磨くことができます。
金融機関で働くデメリット
ノルマがある
窓口業務であれば、定期預金や投資商品など、融資係であれば、個人事業主や法人への貸出金額がノルマになります。
場合によっては、本当は必要としていないお客様にお願い営業をして借りてもらうこともあります。上司からのプレッシャーなど、精神的にもつらい思いをすることがあるかもしれません。
残業が多い
15時以降に、開店時と閉店時のお金が今日の入出金と合致するかのチェックを行います。伝票などをまとめて計算しますが、万一合わなければ原因を突きとめなければなりません。
また、融資担当者は、客先への訪問外出が多いのでその間は書類作業を行うことができません。帰ってきてから問い合わせに対応したり、預かった書類の整理や作成を行うことになるため、残業が多くなってしまいます。
接待が多い
取引先や関係機関、部署内での飲み会が多くあります。取引先との飲み会が自腹になるのか、残業になるのかは金融機関次第です。
ただ今は、新型コロナウイルス感染症により飲み会の頻度は少なくなっています。
金融機関で求められるスキル
コミュニケーション能力
融資係にしても窓口業務にしても、お客様との対話を常にする仕事であり、ほぼ接客業です。お客様との対話から、お客様の要望をききだし、商品や融資を紹介し提供する必要があります。
前職での取引先やお客様の隠れた要望を引出し、喜ばれたり別のプロジェクトにつながったようなエピソードを交えると効果的です。
責任感・正確性
金融機関はお客様から大切なお金をあずかり、それを運用しています。お金を直接使う仕事ですので、いかに誠実な人かは重要なポイントなのです。
勉強熱心であること
法令や決算書、金利など…金融機関では金融機関独特の知識を求められます。異業種からの転職の場合は特に勉強が必要となります。
もし余裕があればファイナンシャルプランナーの資格を取得するのもおすすめです。
面接につなげるための方法
実際に支店訪問をさせてもらう
自分の目で仕事場を見てみましょう。実際に見学してみると想像とは違う部分が見えるはずです。実際に支店担当者に時間を作ってもらい、話を聞いてみるのもいいと思います。興味を持っていることが採用者に伝わり、ほかの応募者と差別化ができます。かえって悪印象になることを気にするのであれば、必ずする必要はありません。
5当日や月末は繁忙期なので訪問することを避けた方が無難です。
転職エージェントを使う
転職エージェントとは募集企業からお金をもらい、求職者とマッチさせる仕事をしている会社です。直接企業へ求職者を売り込んでくれるので、面接へつなげやすいです。
また大手などの優良求人は非公開求人となっていることが多いので、就職情報サイトでは見つけられない募集を見つけられるかもしれません。より多くの求人をみるのであれば、転職エージェントに複数登録するのをおすすめします。
以下に金融機関の求人取り扱いや優良求人を多く持つ転職エージェントを紹介します。
地域に根ざした企業との関わりが深い全国の地銀、信用金庫をはじめとする金融機関との提携数が最大級です。
ただ求人内容は、20代30代の男性向けが多めのようです。
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※面談は本社(東京)での対面面談か電話面談を選ぶことが可能です。仕事終わりの時間に電話面談をすることも可能。
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