このページでは、ホワイト企業に絶対転職したい!と考え、転職活動を行っている第二新卒向けに、ブラック企業の見分け方を項目別に分けて解説します。
複数の項目において該当する・懸念がある場合、ブラック企業の可能性が高くなりますので十分注意しましょう。
ワークライフバランス編
月の残業時間が20h以下であること
毎日一時間の残業があるとすると、ちょうど月の残業時間が20時間となります。働き方改革により、定時に帰れる会社も多くなってきています。会社での仕事時間よりも自分自身の時間を大切にしたいと考えているのであれば、残業時間については妥協しないようにしましょう。
少し気を付けなければいけないのが、悪質な会社では、社員に残業時間を申請させないことで、みかけ上の残業時間を少なく見せてる場合があります。
実際に働いている人に話を聞くのは難しいかもしれませんが、後悔しないためにもせめて、転職エージェントや口コミサイトで実態を必ず確認しましょう。志望度が高く、自分の時間に余裕があるのであれば、実際に定時後に会社の様子を見に行くのもおすすめです。
休日が120日以上あるか
年間休日の日数は120日以上だと、カレンダー通りの休みがとれるということになります。「週休二日制」だと土曜出勤の場合がありますので、「完全週休2日制」という表記があるか必ずチェックしましょう。
有給消化率
80%以上の有給消化率がある会社を目指しましょう。有給消化率が低いことは、単に有給が取れないというだけでなく、そもそも休みにくい職場環境であったり、常に仕事が忙しい環境であるともいえるため注意しましょう。
実働時間
業務時間が9:00~18:00、お昼休憩の1時間を抜いて実働8時間制という会社が一般的です。しかし、中には業務時間が9:00~17:00、実働7時間と、勤務時間が少し短い会社も存在します。
実働8時間の会社と実働7時間の会社、働く時間は実働8時間の会社の方が長いのに、給料が同じケースは多くあります。1か月間に20日働くとすると、そのまま20時間の差。そう考えると大きいのではないでしょうか。
みなし残業、固定残業代制がないか
就職情報サイトの給料の欄に、下記のような表記がある場合は要注意です。
「固定残業代○万円 45時間分」
※45時間を超える超過勤務は別途支給する
※当社では裁量労働制を採用しています。
上記の会社の場合、残業を全くせず毎日定時で帰ったとしても、理屈上は45時間分のみなし残業代が支払われるということです。しかし、この制度を採用する企業の実態としては、みなし残業代の時間以上の残業が発生することがほとんどです。
長時間労働を避けるのであれば、みなし残業を行う企業には応募しないか、十分実態を調べる必要があります。
給料編
賞与(ボーナス)・退職金の支払いがあるか
月収は平均的でも、賞与や退職金の支給がない会社が存在します。賞与や退職金は法律で定められているものではなく、あくまで企業側が自主的に支払うかを決めることができます。
これらの支給がない場合、実質的な給料が下がることになりますので、募集要項などで必ず確認するようにしましょう。
通勤手当がでるか
募集要項の手当の欄に、通勤手当の記載があるか確認しましょう。
あくまで給料として支払われるもののため、稀にない会社が存在しますので注意しましょう。
社会保険が完備されているか
社会保険とは、「雇用保険」「労災保険」「健康保険」「厚生年金保険」の4つの総称です。
社会保険完備との表記があれば大丈夫です。
もし社会保険が未完備の場合、仕事によるケガや失業した時に手当がもらえなかったり、健康保険料(=税金)が高くなったり、将来の年金額が減少したりします。
転勤の有無
全国転勤を気にしない方であれば別ですが、家族と一緒に住んでいたり、友人と離れたくない場合は必ず地方への転勤があるか確認しましょう。
支店が地方に存在する場合、入社前に転勤の可能性はほとんどないと伝えられていても、転勤させられてしまうケースがあります。
社名変更を最近していないか
旭硝子→AGCのような、利便性向上のための社名変更でしたら問題ありません。
しかし、中には法律違反などを犯して、新聞やネットなどで悪い評判が立ったことを隠すという理由で社名変更をおこなっている会社が存在します。
社名変更をしている場合は、前の社名と併せて必ずネット上で検索をかけて、悪い情報がないかの確認をしましょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントでは、求人企業の実態調査を行っているため、事前にブラック企業を排除することができており、転職エージェントから企業の職場環境や業務について確認を取ることができます。
また、大手などの優良求人は募集企業の求人にマッチした人にしか求人を紹介しない、非公開求人制度をとっていることが多いです。
以下に第二新卒が利用しやすい転職エージェントを紹介します。自分だけの力でホワイト企業を見極められるか不安であったり、ブラック企業を絶対に避けたいのであれば必ず利用しておきましょう。
ホワイト企業への転職を希望する方に人気が高い、キャリアスタートの転職エージェントです。
キャリアスタートでは、求人企業をとにかく徹底調査していることが特長。募集要項だけではわからない会社の雰囲気や内情についても、しっかり把握・説明してもらえることで、入社後のギャップが少なく、利用者の定着率は92%と高水準を達成しています。
選考対策についても、応募企業毎に合わせた履歴書の添削と面接トレーニングを行ってくれるので、最短2週間で転職先を決定することも可能。転職エージェントの中でもトップクラスの実績を持っています。
自分に合った企業を見つけたい方・ワークライフバランスを大切にしたい方に人気のエージェントです。
※面談は本社(東京)での対面面談か電話面談を選ぶことが可能です。仕事終わりの時間に電話面談をすることも可能。
【公式サイト】
https://careerstart.co.jp
大手人材会社DYMが運営する若手向け転職エージェントです。
保有求人数が多く、営業は勿論、事務や企画・技術系の職種での求人募集も多数保有しています。
DYM就職が紹介してくれる企業はあくまで、若手のポテンシャル・人柄・意欲を強く重視。若手を大事に育てたいと考えている企業が多く、研修などが充実したホワイト企業が集まっています。
選考対策時には頻出質問や傾向をすべて教えてくれるため、面接に不安がある方でも内定につなげやすいほか、紹介企業は独自基準で厳選された企業のみなので、優良企業を紹介してもらえることも人気の理由となっています。
転職活動に不安がある方はもちろん、長く勤められる企業に入社したいと考える方や、ホワイト企業に入りたいと考えている方におすすめのサービスです。
※全国どこでもオンライン面談可能。対面での相談をご希望の場合は、全国各地(東京・札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡)から面談場所を選択することが可能です。
【公式サイト】
https://talk.dshu.jp/
若手向け転職エージェントのえーかおキャリアです。
専属のキャリアコーディネーターが、利用者の希望や適性などを把握しマッチする企業を紹介してくれるため、経歴やスキルに不安がある方でも、転職成功につなげることが可能。
面接対策はもちろん、企業選定や書類対策など幅広いサポートを受けることができるため、就職活動・転職活動をどのように進めたらいいか分からない方におすすめです。
※土日の面談やオンラインでの面談も可能。
【公式サイト】
https://e-kao.co.jp/