入社2年目でもらえる退職金額

退職金にはいくつか種類があります。
退職してからもらえるお金としては、「会社からの退職金」「企業年金がある場合、年金脱退に伴う一時金」「失業手当」です。しかし、会社からの退職金については法律で定められているようなものではありません。支給されない会社も存在します。会社の規則を確認し、まず退職金がもらえるかどうかを確認しましょう。

退職金について

会社により既定の内容は異なってきますが、おそらく「勤続○年以上」という要件があります。一般的には「勤続3年以上の場合支給」となっていることが多いでしょう。
勤続期間の定義は会社によって違いますが、 仮に3年目の途中で辞めた場合、働いたのは2年○か月とみなされ、丸3年勤めていないために、勤続3年としてカウントされず支給されないことが多いです。

退職金の相場は?

東京都産業労働局 中小企業の賃金・退職金事情に、入社1年目と3年目の退職金統計資料が出ています。

入社1年目
自己都合退職→9万円
会社都合退職→15万7千円

入社3年目
自己都合退職→23万7千円
会社都合退職→37万9千円

とのことなので、入社2年目は平均をとるとすると、自己都合なら16万円、会社都合なら27万円程度でしょうか。

退職金の算定方法

会社により様々ですが、主な退職金算定の方法を以下に紹介します。

・月額の給料×勤続年数×支給率
支給率:退職理由(会社都合or自己都合)や勤続年数により変わる

・定額制(勤続10年で○○万円、勤続20年で○○万円)

法律に定められているものではないので、会社の就業規則によります。

企業年金脱退に伴う一時金

通常会社員は厚生年金に加入していますが、企業によってはその上積みとして企業年金制度や厚生年金基金制度があります。退職をすると上積み部分の年金を脱退することになり、上積部分の年金を将来受け取れなくなる代わりとして一時金を受け取ることができます。支払っていた厚生年金部分については変わらず老後に受け取れます。
脱退一時金の額は入社2、3年目でおおよそ6万前後くらいです。
自分の会社に企業年金制度があるかについて調べるには、給与明細に企業年金の控除があるか、もしくは会社の規定で確認できます。

詳しくはこちらの記事も合わせてご確認ください。
【第二新卒向け】退職時の年金とは?何がもらえる?
会社に正社員として勤めていれば、厚生年金に加入しているはずです。企業によっては、厚生年金のほかに厚生年金基金、企業年金に加入している場合があります。厚生年金、厚生年金基金、企業年金について、どのように手続きを行うのか、どんな選択肢をとることができるのかについて解説していきます。

失業手当

これは会社から受け取るものではなく、転職の意思がある場合、雇用保険を使ってハローワークから受け取れるものです。
給付には要件があり、
自己都合退職なら12か月以上
会社都合退職なら6か月以上
雇用保険に加入(会社に勤めている)していることが条件です。
<参考リンク>
ハローワーク 基本手当について

いくらもらえる?

ハローワークのホームページに計算式が乗っていますが、こちらでも概算できます。
[https://keisan.casio.jp/exec/system/1426729546]

仮に月給20万円とすると、90日間で40万円位もらえることになります。

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